山口東京理科大学でFD・SD研修会を開催しました
2016/01/06
平成27年12月16日、山口東京理科大学にて平成27年度の三大学合同FD・SD研修会を開催しました。研修会のテーマは「科目ナンバリングについて」です。ナンバリングとは、教育課程の体系性を明示する仕組みの1つです。今回の研修会では、このようなナンバリングを中心に、3つの方針の策定や大学の質保証についてなどこれからの大学教育の在り方について考える機会となりました。
前半は、山口県立大学の長坂祐二学長より「ナンバリングと大学教育の質保証―今、教職員に求められている意識改革は何か?」と題して講演をしていただきました。長坂先生は、近年、山口県立大学にて大学の「3つの方針」の整備に携わってこられました。その中での経験や感じたことなどについて、山口県立大学におけるナンバリングの導入事例を含めて今回お話していただきました。講演では、初めにナンバリングの基礎知識として、ナンバリングの概要や活用について解説がありました。そして、ナンバリング導入の背景にある「学位授与方針」、「教育課程の編成・実施方針」、「入学者の受入方針」の3つの方針の策定、さらにナンバリングや3つの方針が最終的には大学教育の質保証につながることについて詳しく説明していただきました。
前半の講演をふまえて後半は、山口県立大学の岩野雅子副学長より「大学を取り巻く現状―公立大学創生フォーラムから考えたこと―」と題して現状報告がありました。現在、大学を取り巻く現状として、高大接続プランや2018年問題などの課題がありますが、これからの大学創生として、これらをどのような切り口からとらえようとしているのか、山口県立大学の取り組みを含めてお話していただきました。
今回の研修会を通じて、三大学間でお互いに情報を交換することができ、大変有意義な時間を共有することができました。
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